【推しは最高】『人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた』をアイドルオタクが読んでみた

推し活本・マンガ
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「推し」とは何なのか?

何らかのオタクや推し活をしている方は一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。

10年以上アイドルオタクの私も、もちろんその1人。

今回は「推し」についてとことん語られる本、『人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた』をご紹介します。

『推し本』は「推し」に全力投球するオタクの心理や感情、オタク達にとっての「推し」の存在について書かれた、自身もイケメン俳優オタクであるライターの横川良明さんによるエッセイです。

アイドル、2.5次元、アニメキャラクター…、現代で「推し活」をしている全ての方が共感できる内容になっています。

ただのエッセイと侮るなかれ、自分のオタクとしての自己理解も深まり、自分にとって「推し」とは何なのかを考えることができる一冊です。

『推し本』について

Amazonより引用
  • タイトル 人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた
  • 発売日 2021年1月6日
  • 価格 税込1,540円
  • ページ数 254ページ
  • 出版社 サンマーク出版

著者情報(Amazon作品ページより)

横川良明(よこがわ・よしあき)
1983年生まれ。大阪府出身。2018年、テレビドラマ『おっさんずラブ』に夢中になり、あり余る熱情と愛を言葉に変えて書いた「note」が話題となり、そこからテレビドラマから映画、演劇までエンタメに関するインタビュー、コラムで引っ張りだこのライターとなる。男性俳優インタビュー集『役者たちの現在地』が発売中。

『推し本』のここがスキ!

これ友達が書いてる?と思わざるをえない固有名詞ラインナップ

まずは『推し本』に親しみを持っていただくために、書籍内に登場する固有名詞の一部を敬称略でご紹介。

  • 香取慎吾(タレント)
  • KinkiKids(アイドル)
  • おっさんずラブ(TVドラマ)
  • 松田凌(若手俳優)
  • キャスト館(俳優専門のグッズ中古販売店)
  • Theory Of Love(タイのドラマ)
  • ふしぎ遊戯(少女漫画)
  • 羽生結弦(フィギュアスケーター)
  • 刀剣乱舞-ONLINE-(ゲーム)
  • JO1(ボーイズグループ)
  • 青木源田(日本テレビアナウンサー)

この中の1単語でもピンときたそこのあなたは、どんなに読書が苦手でも『推し本』なら読み終えられるはず。

『推し本』はイケメン俳優オタクである横川良明さんのエッセイ。

チケット争奪戦やSNSでの炎上等、いわゆる界隈の方々にとっては身近すぎる話が満載です。

私は『推し本』を読むまで横川良明さんのことを失礼ながら存じ上げなかったのですが、読み進めていくうちに親しみが湧きすぎて、思わず「これ私の友達が書いてる??」と心の中で何度も呟いてしまいました。

言い表せない感情が言語化される

推しに対する言い表せない感情でモヤモヤしたことはありませんか?

多くのオタクは不思議なことに、推しを前にすると語彙力が低くなりがちです。

『推し本』では「顔が好みじゃない推し」「認知されたくないオタクの心理」など、他人からなぜ?と聞かれても上手い答えが見つからないような心理・感情を言語化した表現が多数掲載されています。

正直、心理や感情なんて十人十色だと思うのですが、『推し本』を通して1つの回答を知ることで、それに納得できるのか、はたまた全く違う心理・感情なのか自己理解が深められることが読み進めていく中で面白かったです。

オタクとしての自己理解が深まる『推し本』。エッセイではなく自己啓発のジャンルもいけるのでは…。

また、推しの良さを表現するためのコツも解説されています。

大事なのは、とにかく解像度を上げること。ふわっと「よかった」ではなく、自分の心がどの瞬間に動いたのか。それはなぜなのかを言語化していくだけで、推し活はまた一段と楽しいものになります。

これはよく若手俳優を取材する立場から申し上げますが、ファンからの言葉が力にならない方なんていません。ファンレターは必ず目を通すとおっしゃる方も多いですし、おおっぴらには言いませんが、SNSをチェックしているという話もよく聞きます。

人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた-148~149Pより

実際にエンタメ系のライターをされている横川良明さんだからこその説得力のあるお言葉。

関係者に声が届きやすいSNS全盛期の現在。私も積極的に感想を発信していきたいと思いました。

オタクが心に刻んでおきたい言葉が数々

『推し本』には著者の横川良明さんの豊富な語彙力による、オタクが心に刻んでおきたい言葉が数々散りばめられています。

  • この人のためになにかしたいと思ったら、それは推しのはじまり
  • 生きていると感じさせてくれる場所がある人は、たぶん強い
  • 人を悪く言うしんどさから抜け出すいちばんの方法は「この人も誰かの推し」と思うこと
  • 推しは絶対に自分のものにならないと100回半紙に毛筆書きしてから進めオタクの道
  • オタクたちは、終わらない青春を今日も全力疾走している

私が特に印象に残った言葉はこの5つ。

お酒飲みながら推しのDVD見た後、『推し本』を読んだ時にはこの言葉達で推してきた日々を思い出して泣けると思います。

もっと紹介したいほど刺さる言葉が沢山あるので、みなさんも「推し本」でお気に入りの言葉を見つけてみてください。

『推し本』は読了後にオタク談義をかわしたくなる一冊

推し活がテーマの書籍『人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた』を紹介しました。

『推し本』は「推し」に全力投球するオタクの心理や感情、オタク達にとっての「推し」の存在について書かれた、自身もイケメン俳優オタクであるライターの横川良明さんによるエッセイです。

アイドル、2.5次元、アニメキャラクター、現代で「推し活」をしている全ての方が共感できる内容になっています。

読了後にはオタク友達と「推し」についてオタク談義をかわし、「推し」がいる素晴らしい人生に祝杯をあげたくなる、そんな一冊となっています。

ぜひみなさんもこの本を読んで、自分の「推し」や「推し活」について思考を巡らせてはいかがでしょうか?

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